フライトジャケットの魅力
フライトジャケットは、戦闘機を操縦するパイロットために開発されました。極限の状態で飛行するパイロットにとっては、命に関わる重要なアイテムです。
戦闘機の性能に合わせて開発・発展してきたフライトジャケットは、それぞれの時代で常に究極のジャケットでした。
素材、首元、袖口、開閉ジッパー、ポケットの位置などのディテールは機能的であり、実用的。
そんなフライトジャケットは、ファッションとしても実に魅力的です。
ちょっとした用語集
MILスペック
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ミリタリー・スペシフィケーション(Military Apecification)の略。
アメリカ軍が設定した規格という意味であり、軍の使用する物の材質から製造、梱包、品質管理までを厳しく定めたもの。 正規品には必ず「MILスペックナンバー」が明記されている。
A-
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アメリカ陸軍航空隊が航空用衣料に与えた形式記号。
当初は寒冷地用のトラウザーに付けられていたが、夏期用のフライトジャケットにも付くようになった。
B-
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Aシリーズ同様に航空用衣料に与えられた形式記号。
当初は寒冷地用のフライトスーツに付けられ、その後、寒冷地用フライトジャケット、中間温度域用のジャケットにも付くようになった。
L-
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アメリカ空軍が航空機衣料に与えた形式記号のひとつ。
A-2に代わる夏期用フライトジャケットに付けられた。
N-
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アメリカ空軍が航空機衣料に与えた形式記号。
寒冷地用のフライトジャケットに付けられた。
ちなみに中間温度域用にはMAの記号が付けられたが、MA-1にしか付いていない。
CWU-
- アメリカ空軍で制定している航空用衣料全般の形式記号。 Clothing,Wear,Unitの頭文字である。